北海道 2018/09/06 おお地震
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします
北海道で日本初の携帯電話基地局
9月6日朝3時過ぎ。震度 7 最初は震度6強 胆振(いぶり)地方で との発表が有りましたが
道の最大都市・札幌市内でも道路が1m以上陥没する液状化現象が発生しました。
家々は傾き、使用を継続するのは、身体のバランスにも影響するので、無理ではないかと
見られているようです。過去の十勝沖地震でも、300km離れていたけれども同じ地域で
液状化現象が起こったそうです。
山も台風直後で水を大量に含んだ状態で揺れて、周辺一帯の山々の斜面が地すべりを
一斉に起こしました。
道内295万戸が停電(北海道電力管内)。7日夕方で電気復旧率 約50%。
全域で一部が復旧という事で
140万戸以上は停電が続き、携帯電話のライトで移動する人や、札幌市の地下街が解放され
そこで過ごす旅行者などもいます。コンビニでは空輸でカップラーメンなどを供給している
そうです。地元のセイコーマートでは、停電時用の電源キットを備えて有ったので1050店舗で
営業を続けることができたそうです。電車は全線運休。新千歳空港閉鎖。そんな中であたたかい
おにぎりが提供できるコンビニは、利用者から称賛されました。経営する側の意識がとても
高かった証拠でもあります。
北海道全体をカバーするのは、火力発電所でしたが、その起動の為の電力が
必要でした。その電力を供給するために、水力発電を再開する必要が有ります。
東京からその水力発電所をメンテナンスの為通っていた人がいます。
その水力発電所に水はたまっていたので、まずその発電を開始して
火力発電所を起動する事ができたという事でした。
これも自然に水がたまるシステムが有ったからの事で、
備えが功を奏した典型的な良い例であると思います。
これ以上のおお地震が起こる可能性はわかりません。これ以上の被害を及ぼすおお地震が
どこで起こるかもわかりません。なおさら、どこでも、防げない災害を防ごうとするのは
資源と労力の無駄だと思います。政策で数兆円の防潮堤などを造っても、
漁港の部分で途切れたりしているので
津波が脇から入ってくれば、経験から、家々は押し流され、海に引き込まれて行きます。
どれだけ強固な地盤を人工的に造っても、地震動で割れます。
宮城県で道路が波打っているのを経験した人から聞きましたので、人工物では壊れます。
したがって、襲ってくる災害は来るがままという事になりますので、
なにか大災害が来たあとに何があれば
早い時期での復興に結び付けられるかを考え、用意し、備え、備蓄をするかが
地震国日本での賢明な策です。
いつも地震のあとでは、ガソリンが足りないとか、乾電池が売り切れて、カップラーメン、
飲料水、おにぎりなど売り切れ・不足が発生します。1週間分の食糧・飲料など備蓄しましょうと
呼びかけられています。
企業でも帰宅困難者を出さないように備蓄に力を注いでいますが、旅行者・通学者・買い物客、
さらに災害時の備蓄に無関心な人々が加わり、一斉に不足が生じます。
日頃の食糧をはじめとした貨物の輸送量を見たり想像したりしたことはありますか?
海上輸送、陸上トラック輸送、鉄道貨物輸送、航空輸送、
どれほどすごい量か考えた事は無いと思いますが、それが途絶える事は、
一時的にしても食料危機の状態になります。需要を見越して輸送しますので、輸送が停止した分は
不足になり、それは”膨大な量”という事になります。
それを少しでも補う方法として提案するのが、スーパーマーケット、コンビニ全体での
保存食の大量の備蓄と、そこを利用する付近の住民の備蓄品購入協力体制です。
付近の住民は保存食の備蓄を定期的に食べ、その分を購入します。通常の食事の10%でも
その方法に切り替え、保存できる食料を確保しつつ、さらにお店には大量の保存食も残す
というシステムです。お店で賞味期限が切れそうな場合は、付近住民に知らせ、
保存食推進週間として、消費したあと、お店の保存食を購入する。
もしも期限が近い場合は、再度、保存食推進週間を実施する。そのコントロールがうまく行けば、
1週間分の保存食を備蓄する必要はありません。1週間分というのは、水がほとんどですから、
重いしかさばるし、一般家庭で置く場所に苦労するほどです。
購入すればデータはすべて確認できますので、保存食推進度合いがつかめますのでサボれなくなります。
ぜひ、このシステムを完成させましょう。上記のコンビニチェーンの機動性をみれば、
その備えがどれほどの良い効果を発揮したか、発揮できたかを認識しましたし、
必要性を疑う事もなくなりましたから。
そして、災害からの復興には、全国から、世界から応援が駆けつけて来てくれるでしょう。
その時に、日本各地で、食料の問題は当面なくなっていますので、現状回復への足掛かりはできます。
重機に依る倒壊家屋の撤去にも軽油が満タンである必要もあります。
避難する場所として自家用車の場合も有りますので、ガソリンも満タンにしておきましょう。
夜の暗闇が絶えられないと思いますので、乾電池もライトも用意しましょう。
自家発電装置も有ればそれに越した事はありませんが、ガソリンで発動発電機を動かすにも
多少の危険のリスクを負わなければなりません。
カセットガスボンベのコンロは必需品と言えるのではないでしょうか。
それぞれ取り扱いを失敗するとそれが災害を招く恐れもあります。気を付けて使用しましょう。
お風呂はどうしようもないです。飲料水の確保が最優先です。我慢する訓練も必要です。
雨が降った時に溜められる工夫で補うしかないでしょう。
世の中には今でさえ犯罪を犯している人がいますので、災害時はそういう人が何をするか
想像もできません。その備えはここでは公表を控えます。
悪人に知れたら防ぎようが有りませんので。
同じく、備蓄に興味の無い人はどうするのでしょうか。その時は公共の備蓄でと
考えているのでしょう。それが確保できるかどうかは、無理と思ったほうが
いいと思います。なぜなら、だれでも公共の備蓄を欲しがるからです。
80%の人が備蓄しているとしても、その80%の人達も有ったほうが良いと思って
備蓄をもらいに行きます。それは普通です。公共の備蓄品は需要の10%として、
備蓄をしない人(20%)の10%。つまり2%しか備蓄食料にありつけない事になり
いさかいが生じます。暴動さえ起こします。暴徒はいつの時代も怖いです。
警察も、電話が通じないし、パトカーが動けないなどの理由で
助けてはくれません。この対策も公表は控えます。
札幌市では、69歳の方が買い物をして、37階まで階段をあがったという報道がありました。
海上の携帯電話基地局
いかに大量の備蓄が必要かがおわかりいただけると思います。
今夜、災害に遭遇するかも知れません。備えましょう。2018-09-08
追記20180911
道内の大手企業内に設置された自家発電設備の稼働により、道内電力の14%をまかなう事が
出来ているという報道で、よくぞその設備の維持管理を励行してくださった、と
感動いたしました。主電源を喪失するという最悪の事態でも
民間の企業が自社のみならず、道民の明かりまで灯すといううれしい報道です。
この、災害のあとのための備えがこうしてとても貴重な、重要な役目を果たしてくれた事が、
今後の ”複災”のあり方の道しるべになったと証明されました。
* ”複災” とは、人智を尽くしても防げない大災害のあとの復興のための備えを
考え、準備しておきましょう という理念。
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